日本に帰ってきて「４ヶ月」が過ぎた。
2年間のヨーロッパの無銭放浪から帰ってきて家族と共に４ヶ月を過ごした。
僕の中で家族という存在が「更新」された。
昔より気を許して付き合える存在となった。
これから日本を無銭で歩く。
どんなものかはまだよく分からない。
ヨーロッパとの歩き方の違いは歩きながら学んでいくしかないだろう。
でもこれだけ豊かな国だ。
消耗品の大部分は人が捨てるゴミで、まかなえる。
いずれは自分で経済活動を興して「ゴミを触らない」旅をしたいが、すぐには無理だろう。
僕がゴミを平気で触れるのは、「純粋に」大量消費社会に対する「反発」である。
モノを与えられないで育ったから、モノの扱い方を知らない僕だが、今では明らかに「モノに溢れる生活」の問題点を意識している。生活を、モノに溢れさす私たちの経済システム（『資本主義』）を問題視している。
豊かな人間の犯している「罪」としてだけでなく、「モノを求める」・「～が欲しい！」ということの大きな代償もよく知っているからだ。
「高度文明」の生活も、どちらかというと嫌いな僕だ。
インターネット、Eメール、それこそ「電話」でさえ使いたくない。
雨がしのげ、風がしのげ、そこら辺に木の実でも生っていれば至極幸せな僕である。
僕は「不食」という思想の研究中にある。
「不食」とは 『食べずに生きる』 ということだ。
人はどうも食べずに生きられるらしい。
とんでもない話に聞こえるかも知れないが、ここ１０年くらいで世界中からそういう人間が現れている。
僕もその道でかれこれ４年半、社会生活を犠牲にしながら歩んできた。
そしてほとんど疑いないところまで来た。
さて。
本当にいい加減な書き出しとなったが、いいだろう。
何も輝かしいブログなんて作る気はないのだ。
数日後、神奈川県相模原市を出発する。
